異国情緒漂うニューオーリンズ

異国情緒漂うニューオーリンズ

アメリカの南部、ルイジアナ州にあるニューオーリンズは、ミシシッピ川の河口に位置する都市。フランスやスペインの植民地だった面影が今も残っており、アメリカとは思えない独自の文化が発展している。町なかを歩けば、左右に広がる家並みには異国情緒が溢れていることを実感するだろう。

 

観光の中心地、フレンチ・クォーター(French Quater)を散策


言わずと知れたニューオーリンズの観光名所。町なかには2階にテラスを備えたカラフルなヨーロッパ風の家が立ち並び、ただ歩くだけでも楽しいエリアだ。

まずはランドマークとなっているジャクソン・スクエア(Jackson Square)へ。青い芝生が生い茂る広場の正面には、三つの尖塔が目印の美しい建築、セントルイス大聖堂がそびえる。広場の周りではたくさんのアーティストたちが絵画の作品を並べているので、ニューオーリンズらしい作品を手頃な値段で手に入れられる。

本格的なアート作品を手に入れたいなら、ロイヤル・ストリート(Royal Street)へ行こう。この通り沿いには左右にギャラリーやアンティークショップが並ぶ。ギャラリーによってそれぞれ個性の異なる作品が見られるので、お気に入りを見つけてみては。

フレンチ・クォーターは夜も賑やか。バーボン・ストリート(Bourbon Street)沿いに立ち並ぶバーには、お酒を飲みながら音楽や大画面のテレビ、仲間との楽しい会話に興じる人々が集まり、夜中まで眠ることを知らない。また、道端ではあちこちで昼夜を問わずミュージシャンが突然楽器を奏で始め、道行く人々を楽しませてくれる。

そのほか本格的なジャズを楽しめるプリザベーション・ホール(Preservation Hall)や、民芸品や地場食材などが買えるアメリカ最古の市場、フレンチ・マーケット(French Market)など、見どころは尽きない。

 

アート・ディストリクト(Art District)でアートに浸る


フレンチ・クォーターから西へ15分ほど歩くと、アートディストリクトというエリアがある。ここにはミュージアムが数多く、ギャラリーも点在している。「国立第二次世界大戦博物館(The National WWⅡ Museum)」ではアメリカの目線で見た第二次世界大戦の歴史を学べるほか、戦闘機などの展示品も見ることができるのでなかなかおもしろい。

 

農園や奴隷制度の歴史を学ぶ、プランテーション・ツアー


プランテーションは、ルイジアナ州の歴史を物語る重要な要素のひとつ。ニューオーリンズの町から車で1時間ほど離れたところには、かつて綿花やサトウキビの栽培で莫大な富を得たプランター(農家)の邸宅が今も残っている。ヨーロッパ風の美しい邸宅ではそれぞれ内部を見学できるツアーが実施されており、当時の暮らしぶりを見ることができる。

また、この辺りの地域は大農園の発展とともに多くの奴隷も労働を強いられた歴史がある。邸宅のすぐそばには、奴隷として連れて来られた人々が暮らした小さな小屋が今も残っており、狭い空間でどのような生活が強いられていたかを物語っている。

 

ミシシッピ川をクルージング


アメリカの南北を縦断する広大なミシシッピ川でのクルージングはぜひ体験していただきたい。蒸気船「ナッチェス(Nachez)」は、ジャズの生演奏を聴きながら3時間ほど楽しめるクルーズ。船に揺られながら川へ乗り出すとのどかな町並みが左右に広がり、古き良きアメリカを実感できるだろう。

 

このほかにも、アリゲーターに餌をやりながら進む湿地帯のクルーズツアーや、幽霊が多く出る町なかのスポットをめぐるホーンテッドツアーなど、さまざまなアトラクションが楽しめるニューオーリンズ。ゆっくりと町を満喫したいなら、3〜4日の滞在がおすすめだ。

旅行雑誌、情報誌の編集者兼ライター。人種や文化の違いに興味があり、世界中の国々を旅行しては、その地で見た美しい風景や人々、おもしろいと感じたものを写真に収める。