ロサンゼルス・エンゼルスタジアム攻略ガイド
- 2022.07.09
- カリフォルニア/California
野球の本場アメリカで現在、大きな注目を浴びている日本人プレイヤーの大谷翔平選手。二刀流選手として驚異の成績をグングン上げていく姿はもちろんのこと、アメリカ人に劣らない体格の良さ、さらには日本人らしい礼儀正しさと少年のような愛嬌まで兼ね備える彼の魅力に多くの人々が胸を射抜かれていることは言うまでもない。
そんな大人気の大谷翔平選手が所属しているチームが、ロサンゼルス・エンゼルス。エンゼルスの本拠地であるエンゼルスタジアムはカリフォルニア州アナハイムにあり、ロサンゼルスの空港やダウンタウンから車で40分ほどで行くことができる。
球場にはギフトショップの他にも、エンゼルスの歴史を物語る展示スペースやちょっとしたお楽しみコーナーがそこかしこに。もちろん、今や大スターである大谷選手の活躍を讃え、実際に使われたバットやサイン入りのボールなども多数展示されている。
エンゼルスタジアムを訪れるなら、球場の端から端まで余すところなく楽しんじゃおう!
メインエントランス
スタジアムの顔ともいえるメインエントランスでは、エンゼルスのテーマカラーである赤の巨大なキャップが来場者を出迎えてくれる。エントランスの上部には、現在活躍中の選手たちの写真がずらり。もちろん大谷選手の写真もこちらに。まずはこのスタジアム正面で記念写真を撮ろう。
エントランス前の広場も実は見どころの一つ。
広場の地面に敷き詰められたタイルをよく見てみると、オレンジのタイルで四角く囲まれていることが分かる。実はここ、野球のフィールドがそのままデザインされているのだ。ホームベースから1塁、2塁、3塁まで描かれており、中央には少し盛り上がったピッチングマウンドまで。ここではぜひ、プレイヤーになった気分で決めポーズしてみよう。
ちなみに、広場からエントランスに向かって右側の巨大なキャップの下にはエンゼルスカラーを纏ったミッキーのオブジェが設置されている。実はエンゼルスというチームは、1996〜2003年の間、ウォルト・ディズニー社が所有権を持っていたという歴史がある。エンゼルスとディズニーには深いつながりがあるのだ。同じくアナハイム市内に位置するディズニーランドは、エンゼルスタジアムのまさに目と鼻の先。
フィールドレベル(1階)
メインエントランスから入ってすぐの所にあるショップは、場内で1番大きなメインチームストア。ここには人気選手のユニフォームやTシャツなどの衣類のほか、キャップやタオル、バッグ、応援グッズなど公式グッズがいっぱい。大谷選手のグッズも人気が上がるにつれてラインナップが豊富になっている。ストアはいつも混み合っているので時間を有効に使いたい場合は事前に公式オンラインショップで購入する手もあるが、現地のストアでしか手に入らないグッズもあるので事前に確認しておこう。
フィールドレベルにはメインストアの他に3つのチームストアがある(Section 106、108、127。マップで要確認)。メインストアに比べると小規模なストアだが、Tシャツやキャップなど人気のグッズはこれらのストアでも売っているので、空いている所で買いたいならメインストア以外のストアに行こう。ちなみに、メインストアは試合のない日でも月曜〜土曜の午前10時〜午後5時まで営業している。もし試合日以外でも来られるのであれば、そのほうがゆっくりグッズを見て回れるのでおすすめ。
そのほか、1階には人気選手のサイン入りグッズが販売されているコーナーもある。サイン入りのボールやバット、写真、絵画、Tシャツなどがあり、現在チームで活躍している選手のものから過去に所属していた選手のものまで。実際に使われたゲームボールやバットなども購入することができる。サイン入りじゃなければゲームボールは40ドルから購入できるので、思い出に一つ買ってみては?
球場内の壁や柱にはさまざまな表情の選手たちや歴代チームメートの写真がディスプレイされていたり、エンゼルスの過去の成績などが展示されていたりと、エンゼルスの歴史を学ぶこともできる。
テラスレベル(2階)
2階のテラスレベルは、球場を囲むようにぐるりと1周できる構造。チームストアが3カ所ある(Section 226、240、256)ほか、ホットドッグやピザ、ナチョスなどのフードスタンドが多く立ち並んでいる。
ホームベースから1番遠い外野席エリアまで回ると、レフト側にブルペンがある。試合前であれば誰でも目の前まで見に行くことが可能だ。登板の日には大谷選手が練習している姿を間近に見るチャンスなので、時間があれば見に行ってみよう。また、外野席の裏にはバーとテラススペースがあり、ビールやワインを手に飲食しながら球場を見渡すこともできる。
テラスレベルでぜひ体験してもらいたいのが、ライト外野席の裏側(Section 237)にあるフォトブース「COXバーチャルミート&グリート(Cox Virtual Meet & Greet)」。ここではバーチャルで好きな選手と写真撮影し、写真はEメールで受け取ることができる。2022年7月現在、大谷選手はまだバーチャル撮影のオプションには加わっていないようだ。
レフト外野席の裏側を1塁方面へ進むと、近年活躍した選手たちの功績を称える展示コーナーがある。今現在クローズアップされているのは、我らが大谷選手! 大谷選手がエンゼルスに移籍してからこれまでに活躍した一瞬一瞬がくまなく記録されており、実際に使用されたバッティンググローブやボール、ユニフォーム、バット、ヘルメット、ベースまでさまざまな使用品が展示されている。2021年に獲得したMVPのトロフィーなどもお見逃しなく。
クラブレベル(3階)
3階のクラブレベルは、クラブ会員やメディア関係者のみが入れるエリア。残念ながら筆者はいずれにも該当しないので、まだ足を踏み入れたことがない。どんな様子なのか、いつかぜひ見てみたいものだ……。
ビューレベル(4階)
4階は最上階となるビューレベル。この階にあるのは主にフードスタンドで、チームストアは1カ所(Section 419)のみ。
実はあまり知られていないのだが、ビューレベルにはチームストアのオフィシャル・アウトレットがある(レフト側のSection 404付近)。ここでは少し古くなった型落ちのグッズが値下げして売られているので、欲しいグッズを安く買いたいなら狙いどころ。
球場全部見るなら2時間は欲しい
試合が始まる前に球場をくまなく探検したりグッズを購入したりと余すところなく楽しみたいなら、試合開始の2時間前には入場しておきたいところ。車で訪れる場合はパーキングで並ぶこともあるので、さらに30分くらいプラスで余裕を見ておいたほうが良いだろう。
せっかくエンゼルスタジアムを訪れるなら、試合だけでなく裏側までまるっと全部楽しんじゃおう!
旅行雑誌、情報誌のフリー編集者兼ライター・フォトグラファー。人種や文化の違いに興味があり、世界中の国々を旅行しては、その地で見た美しい風景や人々、おもしろいと感じたものを写真に収める。世界遺産検定1級所持。
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