ニューオーリンズで絶品グルメめぐり

ニューオーリンズで絶品グルメめぐり

ニューオーリンズの楽しみといえば、ジャズやアートギャラリー、ショッピング、クルーズなど魅力は尽きないが、なかでも外せないのがグルメ。独自の食文化が発展したニューオーリンズは、アメリカでも1、2を争う絶品グルメの町だ。

もともとフランスやスペインの植民地だった歴史を持つこの地では、これらヨーロッパとアフリカ系の食文化が融合した「クレオール料理」と、ルイジアナ州に移住して来たフランス系カナダ人を意味するアケイディアンが変形した「ケイジャン料理」が発展した。

ケイジャン料理は米を主食とし、地元で手に入る野菜や魚介類にスパイスを加えた素朴な庶民的料理。クレオール料理は地元食材をベースにしつつ高級食材も使用し、古典的なヨーロッパのスタイルを採用している洗練された料理だ。食材の違いはあれど共通する料理が多数ある、これらのグルメを紹介する。

まずは、オクラを使ったとろみのあるスープ「ガンボ」。セロリとピーマン、タマネギにスパイスで味付けしたものをベースとしており、エビやロブスターなどが入ったシーフード・ガンボやチキン、ソーセージが入ったガンボなど、材料の組み合わせはさまざま。ガンボスープとお米を一緒に食べるのが伝統的なスタイルだ。

オーク・アレイ・プランテーションのレストランでいただいたのは、チキンとソーセージのガンボスープ。茶色のとろみがあるスープは適度なスパイシー加減で、ごはんとの相性もバッチリだ。ここで食べたものはケイジャンスタイルだったようだが、ガンボスープはクレオールにも共通する料理。

 

ケイジャンとクレオール共通の料理には「ジャンバラヤ」もある。こちらはご存知の方も多いのではないだろうか。スペイン料理のパエリアを起源としているともいわれており、見た目もパエリアに似ている。ガンボと同様にセロリ、ピーマン、タマネギとお米を炒めたもので、エビやイカといった魚介類やソーセージ、チキンなどを入れる。

フレンチ・マーケットにほど近いレストラン「Coop’s Place」は、手頃な価格で本場の伝統料理が食べられると人気。ここのジャンバラヤはかなりスパイシーなので辛いものが苦手な方にはちょっと向かないかもしれないが、スパイシーながらもしっかりとした味付けでとてもおいしい。こちらの店ではエビ、ソーセージ、チキンが入っていた。

 

クレオール料理では、シュリンプ・クレオールというトマトベースのシチューが絶品。エビとネギの入った赤いシチューにスパイスを加えたもので、ごはんと一緒に食べるとおいしい。

セントルイス大聖堂の少し北に位置する「GUMBO SHOP」はクレオール料理が手頃な価格で味わえるレストラン。お通しで大きなパンが出てくるので、クレオールのシチューに付けて食べるのもおすすめだ。店名にもある通りガンボスープも人気メニューなので、ぜひお試しあれ。

 

ニューオーリンズで味わっていただきたいもう一つの名物料理が、「ポーボーイ」と呼ばれるサンドイッチだ。エビや魚、カキ、肉などに衣をつけて揚げたものを、バゲットに挟んで食べるファストフードのようなもの。こちらはクレオール料理やケイジャン料理には属さないが、ニューオーリンズで独自に発展した人気のグルメとなっている。

フレンチ・クォーターの西側に位置する「Acme Oyster House」のポーボーイはエビと魚、エビとカキなどハーフ&ハーフのメニューもあるので、好きな具材を組み合わせて食べよう。パンに挟まれたフライはサクサクで、ボリュームもしっかりあるので食べごたえ抜群。

Acmeに来たなら外せないのがオイスターだ。店名にもある通り、ここのカキは絶品。焼きもあるが、生でも食べられるのでぜひ挑戦していただきたい。付属のトマトソースに付けて食べるのもいいが、個人的にはレモンをかけるだけで、あとは素材の味を堪能するのが一番良い。

ニューオーリンズにはスイーツの名物もある。「ベニエ」と呼ばれるスイーツは、四角い揚げドーナツのようなもの。ドーナツ自体には甘みはなく、粉砂糖を大量に盛って出されるので、見た目は一切ドーナツらしさがない。外はカリカリ、中がもっちりとしていて、粉砂糖の量を調節しながら食べられるのがいい。

「カフェ・デュ・モンド」はベニエ発祥のお店。人気店であるためいつも行列ができているが、朝の開店時間に合わせて訪れれば比較的すぐ中に入れる。ここのベニエは一つひとつのサイズが大きいので、食べごたえがあるのが魅力。このお店のもうひとつの名物、チコリコーヒーはデトックス効果があるので、ベニエと併せて注文しよう。

 

ピーカンパイやブレッドプディングも南部で人気のスイーツ。レストランでは大抵これらのスイーツがメニューに並んでいるので、ニューオーリンズに来たら南部の本場料理とともにスイーツめぐりもいかが。

「GAMBO SHOP」でいただいたピーカンパイ