青森駅から行く、市内のおすすめ観光スポット

青森駅から行く、市内のおすすめ観光スポット

本州の一番北に位置する青森県は、美しい自然景観や伝統芸能、アート、グルメなど魅力がたっぷり詰まった県。なかでも県庁所在地である青森市は観光施設が近い範囲に点在しており、気軽に散策できる町だ。奥羽本線と青い森鉄道が乗り入れる青森駅からめぐる、おすすめのスポットを紹介する。

 

ねぶたについて学べる「ねぶたの家 ワ・ラッセ」


青森駅を出て左へ歩くとすぐに、無数の真っ赤なバーで覆われた建物が見えてくる。ここは平成23年にオープンした、青森の伝統行事「ねぶた祭り」について学べる施設。古くから守り伝えられてきたねぶた祭りの歴史や魅力を発信しており、1年中いつでもねぶたを楽しめるのが魅力だ。

館内には実際に祭りで使われた巨大なねぶたが展示されており、触ることができるパーツやねぶたの制作体験ができるコーナーなどが設けられている。薄暗い部屋に祭りの音頭が流れ、目の前には煌々と明かりが点った大型ねぶたがそびえる様子は、まるで本当に祭りの会場にいるかのような迫力だ。

ワ・ラッセを訪れたら、向かい側に建つ「A-FACTORY」にも立ち寄ろう。三角屋根が連なる工房の中は広く、青森のみやげ物が販売されているほか県産の食材を味わえるレストランも備わっている。

また、A-FACTORYを通り過ぎた先には黄色い船の「青函連絡船メモリアルシップ 八甲田丸」が停泊している。八甲田丸はかつて、青森港と北海道の函館港を結んだ鉄道連絡船として活躍した船。現在は引退し、船内は当時のままの姿を見学したり、パネルや映像で歴史を学んだりできるようになっている。

 

市場で新鮮な魚介類をたらふく食べよう


海に囲まれた青森で絶対食べたいのが海鮮丼。駅前の新町通りを入ってすぐの右側に建つショッピングセンター「アウガ」の地下1階には、海鮮や干物、野菜などの店舗が並ぶ新鮮市場が広がる。おみやげに買って帰るもよし、食事処もあるのでその場で味わうもよし。気さくな青森人たちが優しく声をかけてくれるので、おしゃべりを楽しみながら歩き回ろう。

 

世界遺産にも登録された「三内丸山遺跡」


青森駅前からバスで20分ほど行ったところにある三内丸山遺跡は、約5500〜4000年前の縄文時代に定住生活が営まれていた集落跡。平成4年からの発掘調査で竪穴式住居跡や墓、土器などが見つかり、当時の生活の様子が解明されるようになった。

敷地内では竪穴式住居建築や大型掘建柱建物などが復元されており、当時の様子を見ることができる。驚くべきはその規模。こんなに大きな丸太を使ってどのようにこの建物を作ったのかなど、疑問がどんどんと浮かんでくる。詳しく学びたい方は、当時の暮らしを解説した併設のミュージアム「縄文時遊館」も訪れよう。

 

西洋画から現代アートまで楽しめる「青森県立美術館」


三内丸山遺跡から美術館までは歩いて行くことができる。青森県立美術館は、ピカソやシャガールといった有名な西洋画、棟方志功や奈良美智といった郷土の作家の作品、また県外の作家による作品など、古い作品から現代アートまでを見ることのできるミュージアム。

常設展示室では20世紀を代表する画家、マルク・シャガールの巨大な作品「アレコ」が展示されているほか、画家で彫刻家の奈良美智による絵画や彫刻などを見ることができる。また板画家、棟方志功の作品も多数展示されており、どの作品をとっても見どころだらけ。

奈良美智の有名な作品「あおもり犬」は、その足元まで近づけるアートとあって、大人からこどもまでに人気の作品。瞳を閉じた真っ白な犬はなんだか癒やしを与えてくれる存在で、吹き抜けの青い空を背景としたコントラストも素晴らしい。

館内に併設されたカフェ「4匹の猫」は、青森県の食材を使ったカレーやパスタ、県産のリンゴを使ったスイーツなどを提供している。おいしい食材を味わうとともに疲れた体を休めるために立ち寄ってみては。

 

青森に来たなら絶対見逃せない!「ねぶた祭り」



青森県と言えば、「ねぶた祭り」を知らない人はいないだろう。その起源は奈良時代に遡るともいわれるほど歴史深く、長い間人々によって受け継がれて来た伝統行事だ。この迫力は、ぜひ実際に見て実感していただきたい。

巨大なねぶたを担いで練り歩く様子や音頭をとって会場を盛り上げる跳人(ハネト)、精巧に作られた美しいねぶたの作品群の魅力は、言葉では語りつくせない。ねぶたの楽しみ方は観客として見る方法とハネトとして参加する方法の2通りある。体力に自信がある方は、ハネトに挑戦してみるのもいいだろう。

 

伝統と新たな魅力が融合した青森市内。今も発展し続け注目を集める青森の町へ、一度訪れたらまた来たくなること間違いなしだ。