ここだけは外せない!サンフランシスコの見どころ
- 2020.08.13
- カリフォルニア/California
サンフランシスコといえば、真っ赤な吊り橋にヨーロッパ風のかわいらしい家並みなど、一度は訪れたい観光名所。アメリカでも1、2を争うほど物価が高いことでも知られ、誰もが憧れる西海岸の魅力的な都市だ。そんなサンフランシスコ観光で絶対に見逃せない名スポットを紹介する。
SFのランドマーク「Golden Gate Bridge(ゴールデンゲートブリッジ)」
サンフランシスコといえば、まずイメージするのは赤い吊り橋ではないだろうか。サンフランシスコ湾に浮かぶ全長約2700メートルの鮮やかな橋は、観光地としてはもちろん、交通の要として地元の人々からも長く愛されている。雲一つない晴れた日には青い空とのコントラストが美しく、霧が発生する時間帯には幻想的な景色が楽しめる。
まずは、橋の南側にある駐車場に隣接した展望台から眺めてみよう。美しい曲線を描くゴールデンゲートブリッジは、ここからの構図が最高にきれい。せっかく見に来たのだから、ぜひ橋を渡って欲しい。徒歩で渡ることもできるが、おすすめはサイクリング。心地良い潮風を肌で感じながら自転車で走り抜ければ、身も心もリフレッシュできるはず。橋を支える太いロープや、海面に映る橋の影、シンボルタワーの真下から見上げた構図などは人気の撮影ポイント。
橋を北側まで渡り切ると、ゴールデンゲート・ナショナル・レクリエーション・エリアと呼ばれる大自然が広がっている。ここはハイキングやアウトドアアクティビティに人気のエリアで、中でもセコイアの巨木が立ち並ぶミュア・ウッズ・ナショナル・モニュメントは必見だ。
「Fisherman’s Wharf(フィッシャーマンズワーフ)」で
絶品シーフードを味わう
サンフランシスコのフィッシャーマンズ・ワーフは、ゴールドラッシュの時代から盛んだった漁港。冬から春にかけてはカニが揚がることでも有名だ。ピア39はフィッシャーマンズワーフの中心地とも言えるエリアで、周辺はシーフードレストランやギフトショップ、アトラクションエリアなどでいつも賑わいを見せている。シーフードをがっつり味わいたいなら、「Scoma’s Restaurant」(https://scomas.com)、「Fog Harbor Fish House」(https://fogharbor.com)、「Crab House」(https://crabhouse39.com)などがおすすめ。カニ丸ごと1尾やロブスター、生牡蠣など、絶品料理に舌鼓。
サンフランシスコの名物といえば、クラムチャウダーも外せない。「BOUDIN」(https://boudinbakery.com/home/)は、サワードウと呼ばれる酸味のあるパンが人気のベーカリー。ここでは焼き立てのサワードウをボウルに使ったクラムチャウダーを味わえる。体の芯からほっこりできるホカホカのスープをぜひお試しあれ。
ケーブルカーに乗って、気分はサンフランシスカン
サンフランシスコの町なかは急な坂道が多く起伏が激しいため、移動をしやすいようにケーブルカー張り巡らされている。今では住民はもちろん、町の名物として観光客にも人気の移動手段だ。料金は、片道8ドル、1デーパスなら13ドル。美しい港町をケーブルカーが駆け抜ける様子は、まさにフォトジェニック。
かつての刑務所「アルカトラズ島(Alcatraz)」
港の沖合にぽっかりと浮かぶ、廃墟が建つ島。アルカトラズは、1934〜1963年までの29年間、連邦刑務所として使用されていた。周りを冷たいサンフランシスコ湾の海水に囲まれ、孤立した島であることから、「もっとも脱獄が困難な刑務所」として知られている。29年間の間に36人もの囚人が脱獄を試みたが、捕まるか撃たれるか、うまく海に逃げ出せても溺れるかしている。禁酒法時代のギャング、アル・カポネや、「バードマン」の異名で知られるロバート・ストラウドなど、名だたる凶悪犯を収容してきた。
そんなアルカトラズ島は今では人気の観光スポットとなっており、実際に島に上がって散策したり、刑務所の内部を見学したりすることができる。島へはツアーへの参加でしか渡れないので、事前にチケットを購入しておこう。昼間に開催されるデイツアーも十分楽しめるが、ひと味違った雰囲気を楽しみたいならナイトツアーもおすすめ。薄暗くなった不気味な刑務所はスリル満点で、実はデイツアーよりもこちらのツアーのほうが人気が高い。
アルカトラズ観光ツアー:https://www.alcatrazislandtickets.com/Alcatraz-Tickets/
世界一曲がりくねった坂道「ロンバード・ストリート(Lombard Street)」
1ブロックの急勾配の坂道に8つもカーブがあるロンバード・ストリートは、世界でもっとも曲がりくねった道として知られている。このあまりにも急勾配な坂道はそのまま走ると危険だということで、安全性を考えてスイッチバックのようなカーブで舗装されたのだそう。
坂道にはアジサイの花が植えられており、フォトジェニックな風景を楽しめる。脇にある階段を使って徒歩で上り下りができるほか、車やバイクで通って急カーブを実感することも可能。坂道は上から下への一方通行で、レンガで舗装された道はなんだかおとぎ話の世界のようなかわいらしさがある。
フルハウスのロケ地「アラモ・スクエア・パーク」へ
かつて大人気だったアメリカのテレビドラマ『フルハウス』のファンならぜひ訪れたいのが、「アラモ・スクエア・パーク」。番組のオープニングの最後に登場する小高い丘の公園だ。この公園に面した通りにはビクトリア調の有名な家並みがあり、まさに “絵になる風景” を望むことができる。
公園自体は小さいけれど、芝生が広がっており、ちょっと寝転んで休憩するにはぴったり。丘の上なのでサンフランシスコの町並みも一望でき、心安らぐスポットとして人気だ。
コンパクトで散策しやすいサンフランシスコ。自然にグルメにショッピングに、ワクワクするスポットが盛りだくさんの町へ、週末の旅行にいかが?
旅行雑誌、情報誌のフリー編集者兼ライター・フォトグラファー。人種や文化の違いに興味があり、世界中の国々を旅行しては、その地で見た美しい風景や人々、おもしろいと感じたものを写真に収める。世界遺産検定1級所持。
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