ロサンゼルスの本当においしいハンバーガーショップ
- 2020.09.16
- カリフォルニア/California
アメリカのグルメといえば、ハンバーガー。日本に進出しているチェーン店も多いが、ファストフード大国のアメリカには日本人が知らないハンバーガーショップがまだまだたくさんある。そんな本場アメリカ・ロサンゼルスで絶対食べておきたいハンバーガーショップを紹介する。
圧倒的な人気「In-N-Out Burger(イン・アンド・アウト・バーガー)」
ハンバーガーといったらこれ! カリフォルニア州発のIn-N-Outは、アメリカ西海岸の住民がこぞって愛するチェーン店。人気の秘訣は、長年変わらないシンプルな味と低価格、そして、ハンバーガーもフライドポテトもオーダーが入ってから作るというお客さん思いなショップのこだわり。
ビーフパテ、トマト、レタス、オニオンのとってもシンプルなハンバーガーをメインに、メニューはチーズバーガー、ダブル-ダブルの3種類のみ。バンズは柔らかく野菜も新鮮で、脂っこくないシンプルさがとにかくおいしいと人気だ。ハンバーガーに入れるオニオンはグリルドオニオンにしてもらうことも可能。また、フライドポテトはお店でカットした新鮮なものを揚げ立てで提供するというこだわりぶり。ただ、個人的にはちょっとパサパサしていて、カリカリ感が足りない気がするかも。
炭火焼きのハンバーガー専門店「Habit Burger(ハビット・バーガー)」
カリフォルニア州サンタ・バーバラ生まれのハンバーガーショップ。特徴は、炭火焼きスタイルのハンバーガーを提供しているところ。縁をカリッと焼き上げたバンズで挟んだビーフパテは厚すぎず薄すぎず、ちょうど良いサイズ。たっぷりの野菜とトロトロのグリルドオニオン、そしてほんのり香るスモーキーな香りが食欲をそそる。
フライドポテトはマクドナルドよりもやや太めの細切り。外はカリッ、中はしっとりしていて塩みもGood。サイドメニューでぜひ試して欲しいのが、「Tempura Green Beans」。カリッとした衣に包まれた揚げたてのサヤインゲンをランチドレッシングにつけて食べれば、もう最高!
ボリューム満点「Fatburger(ファット・バーガー)」
ロサンゼルス発祥のFatburgerも根強い人気のチェーン店。何も加えていない100%牛ひき肉で作ったパテに新鮮な野菜とマヨネーズ、マスタードで味付けをしたシンプルなハンバーガー。サイズはミディアム、ラージ、XXL、XXXLと4サイズあり、XXXLは大きなパテを大胆に3つも挟んだまさにアメリカサイズ! 女性にはミディアムで十分な満腹感を得られるだろう。
フライドポテトは外がカリッとしていて塩みが絶妙。個人的には、かなり好みのタイプのフライドポテトだ。また、100%アイスクリームで作られた本格的なミルクシェイクも人気のメニューなのでぜひ試して欲しい。
急成長中のバーガーショップ「BurgerIM(バーガー・イム)」
こちらはイスラエル発のハンバーガーショップだが、2016年にアメリカに進出して以来、猛烈な勢いで店舗数を増やしている。メニューの特徴は、「スライダー」と呼ばれるミニバーガー。2個セットか3個セットのいずれかを選んで、好きなバーガーを組み合わせて注文する仕組み。ハンバーガーは3種類のバンズ、7種類のパテから選んで具材も調整できるので、一度で自分だけのハンバーガーを2、3種類も味わえるのが魅力だ。ビーガン向けにプラント・ベースのパテが用意されているのも嬉しいところ。店内にはなんとビールサーバーも。ビールを飲みながら食事ができる、大人向けのバーガーショップとして注目を集めている。
ワンランク上のハンバーガー店「Shake Shack(シェイク・シャック)」
ニューヨーク発祥のShake Shackは、ワンランク上のファストカジュアルをコンセプトとしたハンバーガーショップ。一般的なファストフード店とは一線を画し、ビールやワインまで嗜めるレストランスタイルでのおもてなしが特徴だ。
しっとりとして溶けるようにふわふわなバンズに挟まれているのは、肉厚で柔らかいビーフパテ。油が多すぎずジューシーで、クセのないさっぱりとしたソースは飽きずにいくらでも食べられるとハマる人が続出。トマト、レタスなどの新鮮な野菜もしっかり入っておりヘルシーで、もうジャンクフードとは言えないおいしさ。フライドポテトは外がカリカリ、中はふわふわしっとりしており、筆者好みの塩加減。
旨みぎっしり「Umami Burger(ウマミ・バーガー)」
Shake Shackが東海岸の高級ハンバーガー店なら、Umami Burgerは西海岸を代表する高級ハンバーガーショップ。ロサンゼルス発で、「Umami(旨み)」にこだわった深みのある上品な味わいが人気のポイントだ。個人的には「Umami Double Truffle Burger」をおすすめしたい。トリュフチーズにトリュフのアイオリソースがかかっており、Umami Burgerでしか味わえない超贅沢バーガー。バーガーとともにトリュフソースのかかったフライドポテト「Loaded Truffle Fries」も頼めば、もう最高!
店内はおしゃれなバーのような上品な内装で、カウンター席ではアルコールも楽しめる。
チキンバーガーならここ!「Chick-fil-A(チック・フィレイ)」
ジョージア州発のチキン・ファストフード店。店で提供される肉メニューはすべてチキンだが、胸肉など脂質を極力落とした部位を使っているので、ヘルシーなメニューなのが嬉しい。人気のバーガーメニュー「Chick-fil-A Chicken Sandwich」はモチモチしたバンズにピクルスと大ぶりなチキンを贅沢に挟んでおり、ソースはかかっていないがチキンにほどよく味がついていておいしい。
Chick-fil-Aのフライドポテト「Waffle Potato Fries」は網目状で、外はさっくり、塩気少なめ。何もつけずに食べたい人にはちょっと物足りない味かも。ただ、ここでは8種類のディップソースと7種類のドレッシングを無料でオーダーできるので、ソースに付けて食べるのがおすすめ。Chick-fil-A sauceはフライドポテトとの相性が抜群!
爆発的ヒットした「Popeyes(ポパイズ)」
ルイジアナ州ニューオーリンズを本拠とするPopeyesは、フライドチキンをメインに扱うファストフード店。このお店で2019年に驚異的な大ヒットを記録したのが、バンズに肉厚のチキンをサンドしたバーガースタイルの「Chicken Sandwich」だ。クリスピーでサックサクのフライドチキンの中は、とってもジューシー。挟まれているのはフライドチキンとピクルスのみとシンプルだが、このシンプルなおいしさがクセになると話題に。チキンサンドイッチを求めてアメリカ中の店舗に行列ができ、一時期は昼前に完売になるほどの爆発的な売り上げを記録した。
なるほど確かにフライドチキンの柔らかさとジューシーさは絶妙で、これは何度食べても飽きない味だ。
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旅行雑誌、情報誌のフリー編集者兼ライター・フォトグラファー。人種や文化の違いに興味があり、世界中の国々を旅行しては、その地で見た美しい風景や人々、おもしろいと感じたものを写真に収める。世界遺産検定1級所持。
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