夏の週末は、カリフォルニア・ロングビーチで

夏の週末は、カリフォルニア・ロングビーチで

ロサンゼルスの少し南に位置するロングビーチは、早朝から深夜まで多くの地元民や観光客で賑わう大きな港湾都市。ウォーターフロントには貿易港として昼夜働き続ける港湾から、ビーチや水族館などの観光スポット、アウトレットやレストランといったショッピングエリアまでが集まり、ビジネス都市とリゾートタウンの融合が楽しめる。なかでもひときわ目を惹くのが、本業を引退してなお多くの観光客を集める豪華客船、クイーン・メアリー号。

そのほかにも、ロングビーチではさまざまなイベントが随時開催されており、注目の絶えない町だ。それぞれの観光スポットは少し距離があるので歩いて回るのは大変だが、市内を走るバスが整備されているので、バスでの観光がおすすめ。予定が空いた週末は、ロングビーチで1日のんびりしてみるのはいかが?

 

砂浜が眩しいビーチ


ロングビーチにはその名が示す通り、白い砂浜がずっと先まで延々と続くビーチがある。海水浴客やのんびりと昼寝をする人々で賑わい、砂浜の手前にはサイクリングロードも整備されている。沖合には小さな島がいくつか浮かんでおり、右奥にはクイーン・メアリー号や港湾のクレーンがシルエットとなって見えるので、ただボーッと景色を眺めるだけでも楽しめるビーチだ。

ロサンゼルス同様、海水は日本人にとっては少し冷たいので、海水浴を楽しむなら体温管理をしっかりと。海に入って楽しんでいるのはだいたい白人や現地の人が多い。

 

Aquarium of the Pacific(パシフィック水族館)


南カリフォルニアで最大規模を誇る水族館。エントランスを入ってまず目に止まるのが、上空に浮かぶ大きなクジラの親子だ。館内には南カリフォルニアに生息する生物のほか、北太平洋や熱帯地域の生物、絶滅危惧種といった展示エリアがあり、各エリアにはサメやエイ、ヒトデを触れるふれあいコーナーも設けられている。そのほか鳥類やカエルなどの展示があり、4Dの映像を楽しめるシアターも完備。

また、水族館の裏側を見学できるツアーや近隣海域でクジラ、イルカ、アシカを見学するツアーなど、さまざまなアドベンチャープログラムも用意されている。スタッフが専門的な知識を教えてくれるため、こどもだけでなく大人も学びながら楽しめるのが魅力だ。

水族館の向かい側にはライトハウスが見える

 

The Queen Mary(クイーン・メアリー号)


水族館の対岸へと橋を渡り、東の方向へしばらく歩くと赤い煙突が目印の大きな客船が見えてくる。クイーン・メアリー号は20世紀半ば頃、ニューヨークとイギリス、フランスを繋ぐ北大西洋横断の定期便として運航されていた豪華客船だ。現在は博物館として内部を公開しているほか、ホテルやレストランとしても利用されている。フェスティバルやショー、コンサートなどのイベントも開催されているので、優雅なひとときを過ごしたいならここがおすすめ。

 

Shoreline Village


水族館の奥を海沿いに東へ歩いて行くと、青や黄、赤のカラフルな家が並ぶエリアが見えてくる。ここはShoreline Village(ショアライン・ビレッジ)といわれるショッピングエリア。おみやげショップのほか、トルコランプやスイーツ、ロウソクなど、おしゃれなショップが並ぶ。

中央には小さなステージがある。訪れた際は、ちょうどアラフォーほどの男性バンドが演奏していた。曲が変わるたびに観客がステージ前に出て自由にダンスを披露する光景は、アメリカならではの陽気さを感じさせる。レストランもあるので、海沿いでランチやディナーを楽しむのもいいだろう。

陽気に踊る観客たち

ロングビーチは夜になると海岸線沿いにランプが点る。広場ではジャズやヒップホップのライブが行われ、町なかではアマチュアのミュージシャンがオリジナル曲を披露し、あちらこちらから陽気な曲や落ち着いた音楽が聞こえてくる。夜が更けても眠らないこの町で、普段の生活を忘れてゆったり過ごしてみてはいかが。

旅行雑誌、情報誌の編集者兼ライター。人種や文化の違いに興味があり、世界中の国々を旅行しては、その地で見た美しい風景や人々、おもしろいと感じたものを写真に収める。