カリフォルニアの紅葉スポット イースタン・シエラ

カリフォルニアの紅葉スポット イースタン・シエラ

カリフォルニアの北東部、ヨセミテ国立公園の東側にイースタン・シエラ(Eastern Sierra)と呼ばれるエリアがある。ネバダとの州境に当たるこの一帯は、秋になるとカリフォルニア随一の紅葉スポットになるのをご存知だろうか。

ビッグ・パインという町からUS-395沿いにトーパスの辺りまでは、景色が美しい道・シーニックバイウェイにも指定されている。イースタン・シエラには秋になると多くの観光客が紅葉を見に訪れるため、ビューポイントをおさえたマップも配布されているほどの一大紅葉スポット。ビューポイントは全部で22カ所あるが、ここではその中からおすすめの数カ所を紹介する。

 

サウスレイク(South Lake)

ビショップ(Bishop)という町でCA-168を西へと曲がると、サウスレイク・ロードにさしかかる。この道沿いには左右に黄色に染まった木々が立ち並んでおり、並木道を通って湖へのドライブを楽しむことができる。所どころで見かける駐車スペースは周辺にビューポイントがあることを示しているので、見つけたら車を停めて外へ出てみよう。

しばらく進むとサウスレイクの看板が見えてくる。案内に従って道を進むと、静かな木々の間に見えてくるのがサウスレイク。湖を覗き込んでみると、透明度が非常に高く底まではっきりと見通せる。天気が良く風のない日には対岸の山が湖面に映り、眼前にはより美しい光景が広がる。

この辺りはハイキングスポットとしても非常に人気。ただし、コースは本格的な山道となり、周辺にはクマなどの野生動物も生息しているのでしっかりとした準備が必要だ。湖の周囲を散策する程度なら誰でも気軽にハイキングOK。

少し道を戻り、途中で左折するとすぐ近くにはノースレイクも。今回訪れた時には見頃のピークが過ぎていたが、ここも見頃のピークには豪華な紅葉が見られる。手前の地面を覆う草原と対岸の木々が黄金色に染まる様子はまるでゴールドの絨毯のようで絶景。釣りを楽しむ人もいる、静かで落ち着いた雰囲気の湖だ。

サウスレイクやノースレイクに行く途中にアスペンデル(Aspendell)という小さな町がある。この町も秋には黄色い木々に覆われ、みごとな町並みを見ることができる。US-395沿いの美しい並木道は、ドライブに最適。

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ジューン・レイク・ループ(June Lake Loop)

ビショップから北へ車で50分ほど進んだところにあるハイウェイ158はループ状になっており、4つの湖と小さな町がある。ループ沿いには数多くの紅葉ポイントが点在している。もっとも美しいのがジューンレイク(June Lake)。ここはボートに乗ったり釣りができたりと、アクティビティも豊富だ。

また、このエリアにはロッジやレストラン、みやげ物店などが軒を連ね、森の中に小さな町が形成されている。イースタン・シエラをゆったり楽しみたい人は、ここで数日間のバケーションを過ごすのもおすすめ。

ジューン・レイク・ループで一番大きい湖がグラントレイク(Grant Lake)。この湖畔にも美しい木々が並び、湖面に反射した景色はひと際美しい。

 

コンウェイ・サミット(Conway Summit)

ジューン・レイク・ループから北へ30分ほど行くと、くねくねとした道が続くエリアへ。このコンウェイ・サミットと呼ばれるエリアでは、US-395沿いの丘から眼下を望めば、真っ赤に広がる紅葉の絨毯が見られる。所どころにパーキングスペースがあるので、車を停めて景色を見ながらドライブしよう。

 

ここで紹介したイースタン・シエラの紅葉スポットはほんの一部。紅葉マップはイースタン・シエラのホームページからも入手でき、ビューポイントの詳細や各エリアでのおすすめのアクティビティなども掲載されているので、事前にスケジュールを立てて行こう。