ロサンゼルスで日本の伝統工芸品が買える「tortoise」がおもしろい!
- 2020.11.20
- カリフォルニア/California
古くから受け継がれてきた日本の伝統工芸品は、その独特な味わい深さと一生ものの耐久性を兼ね備えた匠の技によって残されるべくして残ってきた優れもの。伝統工芸品を一つ取り入れるだけで人とは違った華やぎを家の中で演出でき、暮らしが少し豊かになったような気持ちになる。
伝統工芸品というと、高価で手を出しにくいイメージを持っている人もいるだろう。実は近年、「ライフスタイルに本当に良いモノを取り入れたい」という志向の高まりとともに、日本の伝統工芸品が再度注目を集めている。それにともない、もっと身近に感じてもらえるようにとモダンなデザインに生まれ変わった工芸品が増えているのだ。
そんな生活に取り入れやすくなった日本の工芸品が、実はロサンゼルスでも気軽に手に入れられる場所がある。それが、ベニス・ブルバードにある工芸品ショップ「tortoise」だ。
2003年にオープンしたtortoiseは日本の伝統工芸品はもちろん、日本人作家による作品や生活雑貨など、日本各地から選りすぐったハイエンドな商品を販売するショップ。広々とした店内に入ると、温かみのある落ち着いた空間に工芸品が整然と並べられている。
「Hasami Porcelain」としてアメリカでも人気の高い波佐見焼きをはじめとする焼きものや鉄器、錫製品、染め物などの布製品、お香、アクセサリーまで、取り扱い商品は多岐にわたる。店内を入ってすぐの空間からさらに奥へ進むと、もう一つの広い展示空間が。キッチン雑貨からオフィス用品、ベビー用品、アパレルまでなんでも揃っているので、見ているだけでもワクワクする空間だ。
伝統工芸品と一口に言っても、昔ながらのスタイルを踏襲した古き良きデザインのものもあれば、現代のライフスタイルに自然となじむようなモダンなデザインのものもある。モダンな姿に生まれ変わりながらも古くからの技法と機能性は残されており、時代の移り変わりに合わせて進化したその洗練された姿には驚かされる。
自宅のインテリアとして取り入れるも良し、また大切な人への贈り物としてもおすすめ。
旅行雑誌、情報誌のフリー編集者兼ライター・フォトグラファー。人種や文化の違いに興味があり、世界中の国々を旅行しては、その地で見た美しい風景や人々、おもしろいと感じたものを写真に収める。世界遺産検定1級所持。
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